看護・介護科

幼い頃から田舎で育って20数年、日々周囲にはお年寄りがいる環境でした。小学校から帰宅すると祖父母の友人が自宅で談笑していると言った光景は日常茶飯事なことです。俗に言う「お婆ちゃんっ子」で、そんな少年時代を過ごした日々が現在の職種を目指すルーツになっています。そんな祖母は私が中学生時代に持病を悪化させ、亡くなりました。入院を繰り返し、徐々に弱っていく祖母を見ても、当時なんの知識も無い私は何もしてあげることができず、、、。後悔では無いですが、当時の気持ちを今の原動力に、今の職場で過ごすご高齢者の「助けになりたい！」と思い選びました。

現在は、老健も特養化といったようにメディアや、周囲からの印象は変わって来ているように感じます。また、せっかくリハビリができても、緩和目的であったり、在宅生活への復帰目的の機能訓練とは徐々にかけ離れてきている現状になりつつあります。そんな状況下でも、自分の受け持ち担当ご利用者が入所当時、できなかったことをできるようになり、元気に自宅へ送り出すことができる段階までケアに携われた時には、やり甲斐と共に強く喜びを感じたのを良く覚えています。

利用者の生活歴や基礎疾患、家族関係、人柄など情報をしっかりと把握してから関わっていく必要があります。また、痛みや体調不良等の訴えも言葉で伝えることができない方も中にはいらっしゃいます。そのため、日々のご利用者の観察は簡単なことかと思いますが、ちょっとした表情や発言の違いを見つけたりと、とても重要なことであると感じています。ベターではありますが、そんな日々ケアを提供させていただくご利用者からの「ありがとう。」の一言は日々、頑張るためのモチベーションになっています。

学生時代に実習でお世話になってから、人間関係が良いなーと思う第一印象重視の軽い気持ちで入職しましたが、実際にはそれをもっと超える面白さや個性溢れる先輩・同僚に囲まれ日々楽しく業務に臨めています。様々な職種が在籍しているため、チームケアを通して知識を新しく得ることもでき、自分のスキルアップにも繋がります。最初は上記のような軽い気持ちでも良いんです。一度思い切って飛び込んでみましょう！一緒に働けるのを楽しみにしています。